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プレミアムホテルの世界線
ホテルモントレ横浜はそのクラシックな外観と好立地で知られていましたが、ある時期から幽霊の噂がネット上で広がり注目を集めました。
戦時中の野戦病院跡地に建てられたという背景や、地下通路や倉庫での怪現象、従業員通路での不可解な体験などが語られる中、客室よりも裏方での証言が多く寄せられています。
トイレで聞こえた消灯ですの声やホルマリン臭が漂う特定階の話、さらには披露宴会場で撮られた不可解な写真まで、その内容は多岐にわたります。
建て替え予定がコロナ禍で中止となったことや老朽化との関係性も含め、ホテルモントレ横浜の幽霊にまつわる真相を詳しく紹介します。
①:ホテルモントレ横浜が野戦病院跡地に建てられた背景
②:地下や従業員通路での具体的な怪奇現象の内容
③:建て替え中止と幽霊の噂との関係性
④:海外での幽霊ホテルとしての見られ方と反響
ホテルモントレ横浜の幽霊の噂と真相
- 戦時中の野戦病院跡地に建設された背景
- 地下通路や倉庫での怪現象とは
- 客室ではなく従業員通路での体験談
- トイレで聞こえた「消灯です」の声
- 幽霊が見えるという特定階のホルマリン臭
戦時中の野戦病院跡地に建設された背景
ホテルモントレ横浜が建っていた場所には、かつて戦時中の野戦病院が存在していたといわれています。建設当初はあまり注目されなかった情報ですが、一部の関係者や従業員の間では「この土地は特別な場所である」と知られていました。
野戦病院とは、戦争中に負傷兵を応急処置するために設置される臨時の病院です。多くの場合、過酷な状況の中で医療が行われ、命を落とす人も少なくありません。そのため、病院跡地というのは「人の最期の念」が残りやすいとされ、霊的な意味での影響を指摘する声もあるのです。
この場所にホテルを建てるにあたっては、そうした歴史的背景を表に出すことはありませんでした。観光地・横浜中華街や山下公園からも近く、立地条件としては非常に優れていたため、多くの人にとっては魅力的な宿泊施設として知られてきました。しかし、時間が経つにつれて一部の従業員や関係者の間で「出る」とされる噂が広がり、いつしかその話はインターネットの口コミなどでも語られるようになったのです。
とはいえ、公式に「野戦病院跡地に建っている」という情報を明示している資料は多くありません。あくまで関係者の証言や噂に基づいた情報であり、信じるかどうかは読み手次第となります。
それでも、このような背景を知ってしまうと、ホテルの一部で報告されている怪現象や不思議な体験談に対して、単なる偶然とは言い切れないと感じる人もいるでしょう。特に、霊的なものに敏感な方にとっては、事前に土地の来歴を知っておくことが安心材料になるかもしれません。
建物がすでに取り壊された今となっては、現地を訪れても過去の面影は見えないかもしれません。しかし、土地の記憶や背景は変わらないまま残っていると考える人がいるのもまた事実です。
地下通路や倉庫での怪現象とは
ホテルモントレ横浜では、主に地下に関連する場所での怪現象が多く報告されています。中でも地下通路と地下倉庫は、従業員の間で「特に何かが起こる場所」として知られていたようです。
地下通路では「何かがいる感じがする」「後ろから気配を感じる」などの声が多く、物音がしたり、照明がチカチカ点滅することもあったといいます。また、地下倉庫ではある従業員が鍵を閉めている際に、突然手首を掴まれたという体験をしたとの証言があります。この出来事がきっかけで、その倉庫の鍵は以後閉めないルールになったという話まで残っています。
このような話を聞くとオカルト的に思えるかもしれませんが、暗くて閉鎖的な空間では人の心理が敏感になりやすいのも確かです。ほんの些細な音や影でも、恐怖心が増幅されてしまうため、冷静に判断することが難しくなる場面もあるでしょう。
ただし、これらの現象がすべて錯覚や勘違いと片付けられないのも事実です。例えば、誰もいないはずの場所から突然声が聞こえる、手が触れる感覚があるといった体験は、何度も繰り返されていると信ぴょう性が増してきます。単発の話であれば気のせいとも言えますが、複数人が似たような体験をしている場合には、何らかの共通要因があるのではと考えたくなるものです。
一方で、こうした怪現象に対して「気にしすぎだ」という意見もあります。実際に、地下という構造上、湿気や音の反響などが不自然な現象を引き起こすこともあります。そのため、全てを心霊現象として片付けるのは早計かもしれません。
いずれにしても、ホテルの裏側、特に一般客が立ち入らない従業員用エリアでこうした話が集中していることは興味深い傾向です。信じるかどうかに関わらず、知識として把握しておく価値はあるでしょう。
客室ではなく従業員通路での体験談
ホテルモントレ横浜に関する幽霊の目撃情報は、意外にも客室ではなく従業員通路に集中しています。宿泊者よりもスタッフの方が不可解な体験をしているという事実は、あまり知られていません。しかし、これは非常に興味深い傾向です。
まず、従業員通路は一般の宿泊者が立ち入ることのない裏方の空間です。廊下は照明が控えめで、夜間には人気がない時間帯に一人で巡回しなければならない場面もあります。こうした状況下では、視覚や聴覚が敏感になり、ちょっとした物音や気配にも過敏に反応してしまうことがあります。
この環境の中で報告されたのが、「誰もいないのに話し声が聞こえた」「背後から足音がした」「体の一部に触れられた感覚があった」といったものです。特に、地下通路や裏階段などの狭く薄暗い空間では、そうした体験談が多く集まっています。こうした現象は一部のスタッフに限らず、複数の従業員が同様の話を口にしていることから、気のせいとは言い切れないと考える人もいます。
また、これらの従業員通路は建物の構造上、過去の野戦病院時代の導線を引き継いでいる可能性もあり、歴史的な背景と重ねて感じてしまうという意識もあるかもしれません。
一方で、ホテルとしてはこういった話が広まることを歓迎しているわけではなく、表向きには通常通りの業務が行われています。そのため、体験談の多くはスタッフ同士の非公式な会話や掲示板などで共有されることが多いようです。
従業員という立場だからこそ、建物の裏側に触れる機会が多くなり、見えない何かと遭遇する確率が上がるのかもしれません。客室ではなく、あえて裏方で多くの話が出ているという点は注目に値します。
トイレで聞こえた「消灯です」の声
ホテルモントレ横浜のある階のトイレでは、誰もいないはずの空間で「消灯です」という女性の声が聞こえたという証言が残されています。この現象は一度きりのものではなく、何度か同様の体験があったとされるため、偶然や機械的な誤作動とは言い難い面があります。
この声は、トイレの照明を消した直後に聞こえたという点がポイントです。自動音声やセンサー式の設備であれば説明もつくかもしれませんが、当時の設備環境や他の証言から判断する限り、そうした装置はなかった可能性が高いと見られています。つまり、設備ではなく“何か”が声を発したように感じられたのです。
さらに奇妙なのは、声のトーンが極めて自然で、人の声と区別がつかないほどだったという点です。合成音ではなく、本当に誰かがそこにいたかのように響いたといわれています。これは一種の残留思念や、いわゆる「音の記憶」として説明される場合もあります。
もちろん、建物の構造上、他の部屋や廊下から音が反響して聞こえてきた可能性もゼロではありません。しかし、それが照明を消すという動作とタイミングを合わせたように聞こえたことから、単なる偶然とは考えにくいと感じる人もいます。
また、こうした現象が起こる場所が「特定の階」に集中している点も気になります。同じフロアで他にも不可解な現象が複数報告されているため、そこに何かしらの共通点があると考えるのも自然です。
この声を実際に聞いたという人は、「聞き間違いでは済ませられない感覚だった」と語っています。恐怖というよりも、不意に語りかけられるような妙な静けさと緊張感に包まれたとのことです。
トイレという密閉空間で起きたこと、そしてその声が「消灯です」という意味深な言葉であった点が、より一層不気味さを増しています。
幽霊が見えるという特定階のホルマリン臭
ホテルモントレ横浜では、ある階の特定エリアで「ホルマリンのような匂いがする」といった報告がなされていました。この情報は一般の宿泊者ではなく、主にスタッフのあいだで広まり、やがて「その階では幽霊が見えることがある」という噂と結びつけられるようになります。
ホルマリンとは、本来防腐や消毒の目的で使われる薬品で、特に病院や医療機関で使用されることが多い物質です。その強烈で独特なにおいは一度でも嗅いだことがある人ならすぐにわかるほど特徴的です。問題なのは、このホテルにおいてそのような薬品が使用されていた事実が確認されていないにもかかわらず、匂いが漂ってくることがあるという点です。
さらに奇妙なのは、その匂いを感じる場所が、過去に戦時中の野戦病院があったとされる建物の一部と重なるという話もあることです。そうした背景を知ったうえで匂いを感じた場合、人によっては心理的に「この場所は何かある」と意識してしまう可能性もあります。
一方で、建物の古さや換気設備の不備が原因で、薬品に似たにおいがこもってしまうことも考えられます。老朽化した配管や湿気によって化学的な匂いが発生する例もあるため、一概に霊的な現象とは言い切れません。
しかし、同時にその階で幽霊を見たという体験談が複数存在しているため、単なるにおいの問題として片付けるのも難しいと感じる人が多いのです。幽霊とホルマリン臭、どちらも医学や科学で証明することが難しい現象ではありますが、両者が結びつくことで、より強い印象を与えているのは間違いありません。
現場を知る従業員の中には、「その階にはあまり近づきたくない」という声もあり、実際に業務をする際に遠回りを選ぶ人もいたようです。このような積み重ねが、噂の信ぴょう性を高める一因となっています。
ホテルモントレ横浜の幽霊と建て替えの関係
- 建て替え予定がコロナ禍で中止に?
- 怪奇現象と建物の老朽化の関連性
- 披露宴会場で撮影された不可解な写真
- 口コミから読み解く幽霊の存在証言
- 宿泊者には知られていない裏話
- 海外では「幽霊ホテル」として人気も
建て替え予定がコロナ禍で中止に?
ホテルモントレ横浜はかつて、建て替えを前提に閉館が発表されました。老朽化した建物を解体し、新たなホテルとして再スタートする計画が進められていたのです。ところが、2020年の新型コロナウイルスの流行が大きく影響し、この建て替えのタイミングに異変が起こりました。
当初、閉館は8月末の予定でしたが、コロナ禍による宿泊需要の急減を受け、計画は前倒しされて5月末に営業を終了。それ以降、実質的に施設は稼働しておらず、その後の再建についても明確な進捗が示されることはありませんでした。
この経緯を踏まえると、「建て替えが中止になったのか?」と疑問に思う人も少なくありません。実際には、完全に中止されたわけではないようですが、コロナ禍をきっかけに工事の着工時期は不明となり、計画自体が凍結された印象を受けます。
ホテル業界全体が経営難に陥ったタイミングであったこともあり、優先順位の見直しが行われた可能性も考えられます。また、もともとこの建物は築40年以上経過していたため、建て替えの目的は設備更新や機能強化であったはずです。しかし、一部では霊的な話や怪奇現象の噂と関連づけて「建て替えを止める“何か”があるのではないか」と推測する声も見られました。
もちろん、それらはあくまで憶測に過ぎません。ただし、歴史ある建物が急に姿を消すことなく、取り壊しも進まず、再建計画も見えない状態が長く続くことは、一般の人にとっても不安や違和感を抱かせる要因となります。
今後、新たな施設として再生される可能性も残されていますが、その実現にはまだ時間がかかるのではないかと感じる人も多いでしょう。特に、過去の出来事や土地の背景を知る人々にとっては、再建が「新たな何かを呼び起こすのでは」といった感情を抱かせることもあるのかもしれません。
怪奇現象と建物の老朽化の関連性
ホテルモントレ横浜で報告された数々の怪奇現象には、建物の老朽化が少なからず関係していると考えられます。長年使用された建物では、物理的な劣化が進行し、照明のちらつき、変な音、臭いの滞留などが起こることがあります。これらが重なると、通常では説明しにくい現象として体感されることがあるのです。
たとえば、地下通路や倉庫での異音、扉の自然な開閉、照明の不調などは、湿気や換気不良、経年劣化した電気配線によるものである可能性があります。また、構造上の問題で音が反響しやすく、誰もいないはずの場所から声のような音が聞こえることもあり得ます。
しかし、それだけでは説明しきれないような報告が複数あるのも事実です。人の手を感じるような触覚的な体験や、女の子の声がはっきり聞こえたといった話には、心理的な要因だけでは納得しづらい部分もあります。とくに複数の従業員が同じような場所で体験しているという点は、偶然の一致では片づけにくい印象を与えます。
建物が古くなると、空気の流れや温度差によって不快な臭いがこもりやすくなり、それが「ホルマリン臭」のように感じられることもあります。このように、五感に訴える現象はすべて心霊現象とは限らず、科学的な視点からも捉えることが大切です。
一方で、建物の持つ「記憶」のようなものを重視する人も少なくありません。長年多くの人が行き交い、さまざまな出来事があった場所には、特有の空気感や「場の雰囲気」が宿ると考える人もいます。その空気が、幽霊の存在を信じる人にとっては霊的なものとして受け止められるのです。
言い換えれば、物理的な老朽化と人の心理が重なった結果として、怪奇現象と呼ばれる事象が浮かび上がってきたとも言えるでしょう。現実の構造問題と、人の感じる「異変」がどこかで結びついたとき、そこに不思議な物語が生まれるのかもしれません。
披露宴会場で撮影された不可解な写真
ホテルモントレ横浜では、披露宴会場の撮影中に不思議な写真が撮れたという報告があります。この出来事は、もともと幽霊が出ると噂されていた客室を披露宴会場へと改装した後に起きたもので、従業員の間でも話題となったケースです。
ある深夜、広告用の写真を撮影するためにスタッフが会場に集まり、装花やテーブルセッティングの撮影を進めていました。撮影が終わり、片付けを始めたタイミングで、耳鳴りや体調の異変を感じたスタッフがいたと言われています。さらに、その場で撮影された写真の中に、本来人が立つはずのない場所に「誰か」が写り込んでいたのです。
その人物の特徴は、カーキ色の軍服のような服装で、明らかに現場にいた誰とも一致しないものでした。さらに不思議なのは、その写真を確認したとき、誰もが「撮影時にはそこに誰もいなかった」と証言している点です。広告撮影という性質上、写真の細部には特に注意を払っていたはずで、人の写り込みがあれば即座に取り直すはずです。
また、後日その披露宴会場で行われた結婚式に参加した親族の男性から、「軍服姿の従業員が写っている」とホテルに問い合わせがありました。もちろん、ホテルのスタッフに軍服を着ている者など存在しないため、関係者の間でさらに不安が広がったとされています。
この一連の出来事が注目される理由のひとつに、「以前、幽霊が出るといわれた部屋だった」という背景があります。披露宴会場に改装されたとはいえ、空間そのものは同じ場所に存在していたため、過去の記憶が何らかの形で残っていたのではないかと感じた人もいたようです。
幽霊の存在を信じるか否かは人それぞれですが、こうした写真や音声など、形に残るものがある場合は、多くの人にとってより強い印象を与える傾向にあります。たとえ科学的に証明されなかったとしても、「何かを見た」と思わせる写真の力は侮れません。
この事例は、ただの怪談話ではなく、実際にホテル運営の中で記録され、複数人が関与したことで信憑性を帯びています。その意味で、ホテルモントレ横浜にまつわる怪異の中でも、特に記憶に残るエピソードといえるでしょう。
口コミから読み解く幽霊の存在証言
ホテルモントレ横浜に関する「幽霊」の噂は、直接的にホテル側が発信したものではありません。しかし、口コミや掲示板、レビューサイトなどを通じて、その存在がじわじわと知られるようになりました。特に従業員や業界関係者による匿名の投稿が多く見られ、客観的な事実として受け取られるケースも増えています。
具体的には、「地下倉庫で手首をつかまれた」「照明を消した瞬間に女性の声が聞こえた」「ホルマリンのような匂いがした」など、明確なエピソードとして共有されています。中には「このホテルで働いているが、夜の巡回が怖い」「従業員同士で“出る”と噂されている場所がある」といった内容もあり、単なる作り話として片付けるのが難しいほどリアリティのある声が並んでいます。
こうした口コミは、「客室で体験した」といった宿泊者の話よりも、裏方で働いている人たちからの報告が多いのが特徴です。そのため、一般的な宿泊レビューでは表に出てこない内容も多く、知る人ぞ知る情報となっています。
一方で、これらの口コミに共通しているのは、幽霊の姿を見たというよりも「声がした」「気配を感じた」「匂いがした」といった感覚的な証言です。目撃例よりも“感じた”という表現が多く使われている点から、物理的な存在ではなく精神的な影響や場の雰囲気によるものと解釈する人もいます。
もちろん、インターネット上の書き込みは事実確認が難しい側面もあるため、すべてを鵜呑みにすることはできません。ただ、複数の口コミに共通する場所や内容があることは注目に値します。同じ階層での現象、同じ表現での声や気配の報告があることから、偶然では済まされないと考える人も出てきているのです。
口コミがもたらす印象は大きく、信じる・信じないに関わらず、読んだ人の記憶に残りやすい特徴があります。そのため、「幽霊が出るホテル」として話題になった背景には、こうした体験談の積み重ねがあることを忘れてはなりません。
宿泊者には知られていない裏話
ホテルモントレ横浜で語られている怪奇現象や幽霊の噂は、実は宿泊者にあまり知られていません。なぜなら、その多くが従業員専用エリアやスタッフ同士の内部でのみ共有されてきた情報だからです。宿泊体験を通じて異変を感じた人もいるかもしれませんが、それよりも遥かに詳細で生々しい話が裏側で語られていたのです。
その一例が「地下倉庫の鍵を閉めようとした際、誰かに手をつかまれた」といった従業員による証言です。この出来事以降、その倉庫の鍵は閉めないというルールまで設けられたとのことで、職場内での扱いが変わるほど影響があったことがうかがえます。また、「夜間の巡回で人気のない廊下を歩くのが怖い」「特定のトイレでは電気を消すと声がする」など、業務中に体験したというリアルな声も存在します。
これらの話が宿泊者に広まらなかった理由のひとつに、「サービス業としての配慮」があります。お客様に不安を与えることは避けるべきと考えるのが一般的で、あえてこうした話題を伏せていた可能性が高いといえます。従業員も仕事中に不安な気持ちを抱えていたとはいえ、プロとして表には出さず、業務をこなしていたという背景があります。
一方で、こうした裏話がインターネット上で公開され始めると、興味本位でその真偽を確かめようとする人も出てきます。「あえてその階に泊まってみたい」「現場を見てみたい」といった動機で訪れる人も中にはいたといわれています。これは、話題性を求める一部の人々にとって、裏話が一種の魅力に映るためです。
しかし、忘れてはならないのは、これらの話が全員にとって面白いものではないという点です。霊的なものに敏感な人にとっては、不意に体験してしまうことで精神的な影響を受けてしまうリスクもあります。気軽な興味で立ち入ることには慎重さが求められます。
最終的に、宿泊者が知ることのなかった裏話は、ホテルという空間の“もうひとつの顔”を表しているとも言えるでしょう。普段見えない部分にこそ、その場所の本質が現れているのかもしれません。
海外では「幽霊ホテル」として人気も
一部の国では、幽霊が出るとされるホテルが観光資源として注目されるケースがあります。イギリスやアメリカなどでは「ゴーストホテル」と呼ばれる施設があり、その歴史や怪奇現象を前面に打ち出してプロモーションに活用することさえあります。
こうした文化的背景を持つ旅行者にとって、ホテルモントレ横浜のような“噂のある建物”はむしろ魅力的に映ることがあります。現に、「イギリス人向けに幽霊ホテルとして登録しては?」という意見もネット上で見られました。幽霊が出るという情報があっても、それが怖いと感じるどころか、むしろそこに泊まってみたいと考える人たちがいるのです。
日本では、一般的にこうした話題を公にすることは避けられる傾向があります。ネガティブな印象を与えるおそれがあるため、ホテル側も積極的に宣伝に使うことはありません。しかし、視点を変えると、こうした噂そのものが「非日常体験」を求める人にとっては特別な魅力になります。
また、海外の「幽霊ホテル」として人気を集めている施設では、館内ツアーや心霊現象の再現イベントなども行われています。こうした取り組みにより、宿泊以外の形でも施設の価値を高めているのです。モントレ横浜も、もし存続していれば、そうした観光資源としての展開が可能だったかもしれません。
もちろん、文化や価値観の違いから、日本国内ですぐに導入できるものではありません。しかし、観光需要が多様化する中で、「怖さ」をコンテンツとして楽しむスタイルは、今後日本でも広がっていく可能性があります。
現在ではホテルモントレ横浜は閉館し、再建計画も未定とされていますが、こうした背景や噂話が「伝説」として語り継がれていくことで、新たな興味や関心を集め続けるのではないでしょうか。幽霊という存在を恐れるのではなく、文化としてどう向き合うかが問われているのかもしれません。
ホテルモントレ横浜の幽霊の噂を総まとめ
- 戦時中の野戦病院跡地に建てられたとの噂がある
- 地下通路や倉庫での怪現象が従業員の間で語られていた
- 客室よりも従業員専用エリアでの体験談が多い
- トイレで「消灯です」という声が聞こえた事例がある
- 特定の階でホルマリン臭と幽霊目撃が関連付けられている
- 建て替えはコロナ禍の影響で中断された可能性がある
- 建物の老朽化が怪奇現象と混同されていることがある
- 披露宴会場で不可解な人物が写った写真が撮影された
- スタッフによる「見えない存在」の証言が複数ある
- 宿泊者には知られていない裏話が多数存在していた
- 噂話の多くは従業員の非公式な情報共有に基づく
- 海外では幽霊ホテルとしての魅力が評価される傾向にある
- 地下倉庫では手首をつかまれるという体験があった
- 野戦病院跡地という歴史的背景が噂の根拠とされる
- 観光地立地ながら霊的な話題が陰に広まっていた
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